図書館に行って沢山の本が整然と並んでいる景色を見ながら、ふと、一冊一冊の本を書くのにかかったであろう時間、労力を想像し、一体どれだけの人の思い、時間、果てしない思考がこの空間に詰まっているのだろう?と圧倒されてしまう事があります。絶対に読み切れない大量の本。その一冊一冊に内包された膨大な時間。
本との出会いは人との出会いに似ていると思っています。
通勤の電車の中、街の雑踏を歩いてすれ違う人々。本当に沢山の人たちを日々目にしますが、その中で何かの縁があって実際にお話しする人はほんの一握り。その一握りの人達のなかで、更に一握りの人達とだけ一緒に仕事をしたり、友人になったり、恋人、家族になったり。
すべての人と触れ合う事ができないように、
すべての本を読むことはできません。
本と人では「8冊まで」という上限を設けて、紹介する方にとっての大切な本を紹介して頂きます。その人にとっての大切な友人、恋人、家族を紹介して貰うように。
誰かにとっての大切な一冊は、もしかしたら、
あなたの人生を少しだけ変えてしまう一冊かもしれません。
「人生を変える一冊と出会おう」
2019年8月吉日「本と人」運営 剣持貴志